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先輩研修医の声

2024年附属病院研修

​W先生より

2年次研修医として、4月と12月に横浜市立大学附属病院 呼吸器内科での研修を経験しました。将来、質の高い医療を提供できる医師になりたいと考えるすべての研修医に、この科での研修を推薦します。

◆ 多様な症例から学ぶ、呼吸器診療の奥深さ

2ヶ月という期間で、肺癌、間質性肺炎、COPD、喘息、結核など、非常に多岐にわたる疾患を経験しました。特に肺癌診療においては、化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬といった最先端の集学的治療に触れるだけでなく、診断から緩和ケアに至るまで、患者さんの人生に寄り添う医療の重要性を肌で感じることができました。また、間質性肺炎の急性増悪といった緊迫した病態を通じて、迅速なアセスメント能力と全身管理のスキルを実践的に磨くことができました。

◆ 「なぜ?」を育てる指導体制

当科の学びの根幹は、毎朝のチームカンファレンスにあります。担当患者の病態や治療方針について、指導医と密にディスカッションを行うのですが、単に指示を待つのではなく、常に主体的な思考を求められます。そして、その考察に対し、最新のエビデンスに基づいた的確なフィードバックを頂けるため、一つ一つの症例への理解が深まりました。

また、気管支鏡検査や胸腔穿刺といった手技の機会も極めて豊富です。指導医の先生のマンツーマン指導のもと、解剖学的な理解から合併症対策まで、安全に配慮された環境で実践的なトレーニングを積むことができます。見学だけでは得られない、術者としての責任感と自信を植え付けてくれる貴重な経験となりました。

◆ 温かなチーム医療が根付く、理想的な学習環境

何よりも特筆すべきは、医局の雰囲気の良さです。先生方は皆、教育への情熱に溢れ、研修医一人ひとりの疑問や課題に真摯に向き合ってくださいます。その温かな雰囲気は医師間だけでなく、看護師や技師といったコメディカルスタッフにも浸透しており、「職種を超えたチームで患者を診る」という理想的な医療が日常的に実践されています。この風通しが良く、アットホームな環境が、日々の知的好奇心と学習意欲を最大限に引き出してくれました。

◆ 未来の仲間へ

呼吸器内科を志望する方はもちろん、まだ専門分野を決めかねている方にも、この科でのローテーションは必ず有益なものになります。呼吸器の専門知識のみならず、全身を診る総合的な診療能力、そして医療人としてのプロフェッショナリズム、その全てを高いレベルで吸収できる環境があります。

呼吸器内科に興味がある方も無い方も、ぜひ、一度ローテートしてみてください!

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